■歯周病の原因とは
歯周病は細菌感染症と生活習慣病のふたつの要素で成立しています
歯周病はP.g菌に代表される歯周病菌が歯茎に感染することで発症する病気です。
細菌に感染した歯茎では炎症反応が生じて、歯肉炎や歯周炎を引き起こします。
ほとんどの方の口腔内に歯周病菌が存在しています。
ヒトは出生時、母体の産道で初めて雑菌に感染しますが、この時点では歯周病菌は検出されません。
生後6か月頃になり乳歯の萌出が始まる頃、消化器官への常在細菌の定着が始まります。
歯周病菌もこの時期に定着します。その感染源は生活を共にする両親です。
日々の生活を通して唾液のやり取りが生じ、両親の口腔細菌叢が子へ伝播していきます。
その後、年齢を重ね、細菌叢が変化し歯肉炎から歯周炎へと変化していきます。
「うちの家庭はみんな歯が弱くて。遺伝かな?」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
歯周病は遺伝せず、生活を共にする家族からの後天性感染と、食生活を中心とした細菌叢形成による生活習慣病の二つの側面を有しています。
歯垢や歯石が細菌の温床になる
歯周病菌は、清潔なお口の中では定着することができません。
歯垢や歯石のような足場となる物質が必要になるからです。
歯周病を発症する人は、そうした歯垢や歯石といった汚れが歯面あるいは歯周ポケットの中に形成されています。
それらを温床として、歯周病菌の数と種類が増え、歯茎に感染を引き起こすのです。
歯石はブラッシングで取り除けない
歯周病菌にとって、歯石は最高の住みかとなります。
歯垢の石灰化によって石のように硬くなった歯石は、歯ブラシによるブラッシングで取り除くことが不可能です。
それだけに、かっこうの細菌繁殖の場となるのです。
そんな歯石は、歯科医院でのスケーリングで取り除くことができます。
3ヶ月に1回程度の頻度で定期検診に来ていただければ、歯石も効率良く取り除くことができますよ。
まとめ
このように、歯周病の根本的な原因は、歯周病菌への感染と菌の増殖です。
家族など、身近な人との唾液のやり取りを見直し歯周病菌をもらわず移さないよう生活を見直します。
菌の増殖は、唾液の緩衝能力を超えない飲食方法により減らすことができます。
何も摂取しない時間帯を明確にすることで本来の唾液の緩衝能力を生かせばよいのです。
更に、ストレスや緊張による唾液の量の減少を防ぐと効果的です。
そのためには、セルフケアだけでなく、プロフェッショナルケアもしっかり受けるとこが大切です。
歯周病は細菌感染症と生活習慣病のふたつの要素で成立しています
歯周病はP.g菌に代表される歯周病菌が歯茎に感染することで発症する病気です。
細菌に感染した歯茎では炎症反応が生じて、歯肉炎や歯周炎を引き起こします。
ほとんどの方の口腔内に歯周病菌が存在しています。
ヒトは出生時、母体の産道で初めて雑菌に感染しますが、この時点では歯周病菌は検出されません。
生後6か月頃になり乳歯の萌出が始まる頃、消化器官への常在細菌の定着が始まります。
歯周病菌もこの時期に定着します。その感染源は生活を共にする両親です。
日々の生活を通して唾液のやり取りが生じ、両親の口腔細菌叢が子へ伝播していきます。
その後、年齢を重ね、細菌叢が変化し歯肉炎から歯周炎へと変化していきます。
「うちの家庭はみんな歯が弱くて。遺伝かな?」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
歯周病は遺伝せず、生活を共にする家族からの後天性感染と、食生活を中心とした細菌叢形成による生活習慣病の二つの側面を有しています。
歯垢や歯石が細菌の温床になる
歯周病菌は、清潔なお口の中では定着することができません。
歯垢や歯石のような足場となる物質が必要になるからです。
歯周病を発症する人は、そうした歯垢や歯石といった汚れが歯面あるいは歯周ポケットの中に形成されています。
それらを温床として、歯周病菌の数と種類が増え、歯茎に感染を引き起こすのです。
歯石はブラッシングで取り除けない
歯周病菌にとって、歯石は最高の住みかとなります。
歯垢の石灰化によって石のように硬くなった歯石は、歯ブラシによるブラッシングで取り除くことが不可能です。
それだけに、かっこうの細菌繁殖の場となるのです。
そんな歯石は、歯科医院でのスケーリングで取り除くことができます。
3ヶ月に1回程度の頻度で定期検診に来ていただければ、歯石も効率良く取り除くことができますよ。
まとめ
このように、歯周病の根本的な原因は、歯周病菌への感染と菌の増殖です。
家族など、身近な人との唾液のやり取りを見直し歯周病菌をもらわず移さないよう生活を見直します。
菌の増殖は、唾液の緩衝能力を超えない飲食方法により減らすことができます。
何も摂取しない時間帯を明確にすることで本来の唾液の緩衝能力を生かせばよいのです。
更に、ストレスや緊張による唾液の量の減少を防ぐと効果的です。
そのためには、セルフケアだけでなく、プロフェッショナルケアもしっかり受けるとこが大切です。