■ 左上4番にインプラントを埋入せよ #3
2023.8.14[Mon]
■前回からの続きです。いよいよインプラント埋入手術の様子です。
1 : 術前 左上4番の断面像です
2 : 術後 同部に骨造成後、インプラント埋入
3 : 術前 左上4番の断面像です
4 : 術前 同部の埋入シュミレーション画像
5 : 術後 同部に骨造成後、インプラント埋入断面像
6 : 術前 同部の埋入シュミレーション3D画像
7 : 術後 同部に骨造成後、インプラント埋入3D画像
8 : 術後 同部に骨造成後、インプラント埋入断面像
術前術後の比較がしやすいよう、各方向に於ける画像を並べています。
患者さんは、大学での治療を決意されてから10年近く経過し、やっとここまで辿り着きました。安堵に満ちた表情を返して頂きました。
インプラントの固定期間を経て、いよいよ冠の製作へと進みます。
■ 左上4番にインプラントを埋入せよ #2
2023.8.5[Sat]
■前回からの続きです。
1 : 術前 左上4番の断面像です。
2 : 術後 同部に骨造成を実施。
3 : 術前 左上4番の断面像です。
4 : 術後 同部に骨造成を実施。
5 : 術前 頭部左側方の3D画像です。
6 : 術後 同部、骨造成実施後の3D画像。
埋入した人口骨の初期定着に3ヶ月程を要します。インプラント埋入には6か月を要します。
また、その過程で約15〜20%(体積)の収縮を生じますので、予め人口骨を多めに埋入しています。
※自己血から製造した多血小板血漿を使用しています。
■ 左上4番にインプラントを埋入せよ
2023.8.3[Thu]
■本日UPさせて頂くケースは、左上4番へのインプラント埋入及び歯冠修復のケースです。過去に、某大学病院に通院されていましたが、いろいろな理由から通いきれず、暫く中断していらっしゃった患者さんです。
拝見すると、左上4番部歯槽骨の幅は約4mm程しかなく、事前に骨造成を必要とすることが分かりました。一般に、最も小径なサイズ(細い)のインプラントでも3.2mm程であり、必要とする骨幅は5.0mm程です。
1 : 比較的骨幅があるようにみえます。
2 : CT画像から、頬側部の骨吸収が理解できます。
3 : 矢印で示す部分が約4mm程であり、インプラント体が骨中に収まらないことがわかります。
4 : 同上
5 : 骨の造成ボリュームが大きい場合、切開した歯肉の閉鎖困難(閉じることが出来ない)を生じます。そこで、事前に遊離歯肉移植を実施しました。
6 : 歯槽骨造成の術前の様子です。
7 : 通法に則り人口骨を埋入します。
8 : 同上
次回に続きます
こちらの患者さんは複数のご家族も大学病院へ通院されていました。受診する歯科医療機関の選択の難しさを痛感しているケースです。患者さん方から見た歯科医療機関の選択基準となる何らかの指標が必要であることを痛感させられます。
患者さんは受け身であり、治療を受けてみないと信頼に値するかどうかの判断が出来ません。
希望通りの治療結果を提供することの大切さを改めて肝に銘じさせられた次第です。こちらのTODAYページは、現在治療中の患者さんの許可を得てありのままの経過をご報告しています。参考にして頂ければ幸いです。・・・・・・・・・・・・・・・・・次回に続きます。