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時田歯科クリニックの歯科治療
NEWS

■R04.10.01 TODAY 10月からマイナ保険証に対応いたしました

■R04.08.16 TODAY 治療頻度の高い神経の処置と根の治療について #3

時田歯科クリニック
〒123-0845 東京都足立区西新井本町4-1-2
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日々の記録日々の記録

10月からマイナ保険証に対応いたしました

2022.10.18[Tue]


■令和04年10月からマイナンバーカードの保険証機能に対応致しました。

□マイナンバーカードに保険証機能を紐づける方法
1 : 「マイナポータル」サイトにアクセス
2 : 「健康保険証利用申込」をタップする(押す)
3 : 利用規約等を確認して、同意する
※併せて、マイナポータルの利用者登録が行えます。
4 : マイナンバーカードを読み取る

□メリット
1 : 医療機関・薬局などで、マイナンバーカードの健康保険証利
用が可能
2 : 医療機関・薬局などで特定健診情報、薬剤情報の閲覧が可能
3 : 医療費通知情報の閲覧が可能
4 : 確定申告における医療費控除の手続きで、マイナポータルを
通じて医療費通知情報を自動入力することが可能に
(オンライン資格確認サイトより転機)

従来の保険証を廃止しマイナ保険証に一本化するとの発表で、世論はテンヤワンヤの状況ですが、診療情報の取得は非常に有益ですので比較的早く準備をしておりました。

□診療時のメリット
1 : 通院中の医療機関で処方されている薬剤の把握
2 : 同様に、健診情報の把握

実際に運用致してみると、制度の準備期間が不足しているように思います。セキュリティー面や停電時の対応、マイナンバーカードを申請できない患者さんへの対応や災害時等、「見切り発車感」は否めませんが、システムの成熟を期待し、とりあえずご報告と致します。
ご利用下さい。

治療頻度の高い神経の処置と根の治療について #3

2022.8.16[Tue]


■前回、「治療頻度の高い神経の処置と根の治療について #2」の続編です。
一般的に「根の治療」や「神経をとる」といった表現で語られるこの治療、正確には「感染根管治療」「生活歯髄抜髄」と呼ばれる処置です。共に痛みや腫れを伴うことが多く、予後不良となることが頻繁に生じているのが現状です。

原因は、歯の複雑な解剖学的要因と健康保険の低医療費化により充分な経費を掛けられないことにあります。また、再治療の場合は根の上部の構造物をすべて除去する必要が生じます。

処置の際、痛みや腫れを生じる原因は、口腔内に存在する細菌による感染が主因です。また、感染根管の場合、如何に無菌化できるかが成否をわけます。

従って、「根管を無菌化できるかどうか」がポイントとなる処置です。具体的には
@口腔内の唾液や歯垢から患歯を隔離
A全ての器具・材料は滅菌消毒
➂患歯の安静
つまり、外科処置と同様な感染管理レベルを要します。

その結果、神経をとっても痛みは生じません。感染根管を消毒しても腫れません。時間はかかりますが、根の周囲の吸収した歯槽骨は再生されます。

画像
1: リーマーやファイルと呼ばれる手用器具です。根管に挿入し歯髄を除去したり、感染した根管内壁の歯質を削除し、後で挿入する「根管充填ポイント」が収まるように形成していきます。
2: 根管の長さを計測する器具です。根管形成の際、根の先端からマイナス0.5mmの位置に形成するべく作業長を設定します。
3: 根管内を洗浄する薬液です。
4: 根管内の残留薬液を吸着するための紙製のポイントです。
5: 根管内の消毒期間の後、全ての症状が消失し炎症が消失したことを確認後、シール材と根管充填用ポイントを用い、再度の感染を防ぐべく根管を充填していきます。
6: 同上 全て滅菌済の器材を使用します。

以上のような内容により、20年後の治癒率95%は良好な経過となります。再発率5%の内訳は、主要根管以外の側枝からの感染や歯の経時的劣化によるクラツク(微細な亀裂)の場合が多いです。

再治療の可能性の低い健康保険による処置が広く普及するために、医療費の適切な裏付けがなされることを切望しています。ほぼボランティアに等しい現状では、歯科医師とスタッフの心が折れてしまいます。そして、何よりも患者さんからの信頼が失われます。

治療頻度の高い神経の処置と根の治療について #2

2022.6.26[Sun]


■本日は、歯根の解剖学的な様子と実際に感染した歯根の病態を観てみましょう。

1: 左上小臼歯です。矢印の部分が細菌感染した歯根により炎症を生じています。
2: 同様な状態を呈する右下小臼歯です。どちらも無自覚無症状です。これは、非常にゆっくりと炎症が歯槽骨に波及していくため気付きにくいためです。そして、ある段階で急性化し、非常に強い痛みと腫脹を発症し始めて気付く場合が一般的です。
3: 1のCT画像です。歯槽骨外側面の骨が吸収され、拡大する炎症組織を排泄しようとする生体反応が生じています。
これは、外敵である細菌が体内内部へ侵入し生命を脅かす事態から逃れるための生体反応です。
456: 感染した歯根の処置は、徹底した根管(神経が入っていた管状の空間)の消毒の成否に掛かっています。
ところが、実際の根管は非常に複雑で、現代の歯科治療で器具が到達可能な部分は中心の最も太い空間のみなのです。このことが根管治療の治療成績に影響しています。

「神経を取る」「根の消毒をする」など、根の治療の治癒率を上げ、長期の安定した予後を獲得するためには、外科処置レベルの滅菌操作を要します。
一方で、その妨げになる一つの要因が保険診療費の低さにあると思います。処置したかどうかではなく、治癒したかどうかが私たちの目的なのですから。

次回に続きます

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