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時田歯科クリニックの歯科治療
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2024.07.14 審美修復-インプラントを使用したケース#2

2024.05.02 TODAY 審美修復-インプラントを使用したケース

時田歯科クリニック
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時田歯科クリニックのコラム

日々の記録日々の記録

歯周組織再生療法の種類について

当院でも行っている歯周組織再生療法には、いくつかの種類があります。

今回はそんな歯周組織再生療法の種類についてわかりやすく解説します。

GTR法

GTR(Guided Tissue Regeneration)法とは、歯周病によって破壊された歯槽骨(歯の周囲の骨)を再生する治療法です。

メンブレン」と呼ばれる特殊な膜を使って、骨歯槽骨の再生をはかります。

GTR法の手順としては、まず歯茎を切開して、歯根面を露出させ、そこに付着した歯垢や歯石を取り除きます。

根面と骨表面がきれいになったら、骨が欠損している部分に代用骨を埋入し、メンブレンで覆い切開した歯茎を縫合します。

なぜ人工膜まで覆うのか?

私たちの身体は、骨よりも粘膜の再生の方が早いのです。

施術後、人工膜で覆わないと、骨が欠損した部分に粘膜が再生してしまい、骨の再生が期待できなくなります。

それでは顎骨の病変を改善できないことから、GTR法ではメンブレンが不可欠なのです。

エムドゲインとリグロス

歯周組織再生療法には、もうひとつ代表的な薬剤施として「エムドゲイン」「リグロス」が挙げられます。

これらの薬剤を骨が欠損した部分に填入することで、骨の再生を促します。

歯根面を露出させ、そこに付着した歯垢や歯石を除去するまではGTR法と同じ手順ですが、ゲル状の薬剤を塗布する点が異なります。

薬剤の塗布後は、人工膜は基本的に設置せず、そのまま歯茎を縫合します。

エムドゲインゲル・リグロスとは?

エムドゲインゲルの主成分は、幼いブタの歯胚に由来したタンパク質です。

このタンパク質は、子どもの歯の萌出に重要な働きを示すもので、歯周組織の再生を誘導する効果があります。

動物由来のものではありますが、ヒトへの安全性が保障された薬剤です。

リグロスとは、ヒト由来繊維芽細胞成長因子を遺伝子組み換えした薬品で、皮膚の褥瘡治療薬として開発された薬品です。

歯周組織にも再生誘導が確認され、正式に歯周組織再生剤として認可を受けた医薬品です。

まとめ

このように、歯周組織再生療法には、いくつかの種類があります。

どの治療法が適しているかは、患者さまのお口の状態や歯科医師の技術などによって成否が左右されます。

当院ではさまざまな再生医療に対応しておりますので、関心のある方はお気軽にご相談ください。

 

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